2023年12月29日

塔 2022年10月号

耐へかねて脳が悲鳴をあげてより受験は明日と心に期しぬ

あやしきはフラグを立てて次に行く黒色珈琲ぬるさを増して

終はつたぞ!声は出さずに叫びけり雁字搦めの縄が解けゆく

お疲れの脳に糖分送らむと水やうかんを褒美に食す

試験なき日常戻り首輪無き犬の気持ちをはつかに知りぬ

日本のソウルフードと言ひ切られラーメン食せぬ吾を哀しむ

水晶の微かな重み首にあり三年ぶりの昼食会に


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Posted by ラヴェンダの風 at 19:42│Comments(0)塔 短歌
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